海上風力大国ノルウェーが海底地盤に関連した設計施工リスクを減らし、協業を図ることができる革新ソリューションの開発に乗り出す。
このソフトウェアはノルウェー海洋プラントソリューション専門企業のGeocapが総括して開発している。 Statnett、ScottishPowerRenewables、Atkins、Nexans、RINAConsultingなどITおよびエネルギーソリューション企業も協力する。 彼らは、GIS(国家資源や空間情報管理システム)、水路、地球物理学、地質や地盤工学のデータや解析などをソフトウェアに盛り込むという腹案だ。
これを通じて、海上風力従事者らが海底に残っている制約条件をくまなく識別し、リスクを下げ、パートナー同士の協力を図り、調査や設計プロセスのスピードを高めることに重点を置いている。
このソフトウェアは、プロジェクト現場全般にわたる海底条件の複雑性を分析するプロセスを簡素化する。 発注会社に工程結果や勧告事項などを伝えるための効率的なツールを提供する機能も含まれている。
新しいソリューションはメーカーのほとんどが使用するArcGISソフトウェアを基盤とする。 Geocap は地盤工学及び地球物理学データを処理できるように処理·拡張することに力を注ぐ。
データを統合し解析するためには、現在複数の異なるソフトウェアパッケージを使わなければならないのが実情である。 異なるデータの類型をすべて一緒に見て解釈できる一つのソフトウェア環境に統合することは、それほど容易ではない。
GeocapのCEOであるErlend Kvinneslandは「海洋プラント従事者はプロジェクト領域全体にわたって海底地表状態に全面的に依存している。 信頼性の高い分析のためには膨大な量の空間および非空間データが伴わなければならない」と述べた。