ハンファグループは9日、創立69周年を迎えた中で、太陽光や水素中心の炭素中立転換パラダイムを積極的に主導していく方針だ。
金升淵会長はグループ69周年の創立記念のあいさつで、現在の状況を「危機が日常化した世の中」とし、「巨大な変革の渦が再び私たちの前に横たわっている」と診断し、ハンファには「危機を機会に変える逆転のDNA」があることを強調し、徹底した準備を通じて恐怖ではなく希望で新たな世界に向けて胸躍る挑戦を始めようと役員を励ました。
特にキム会長は「より発展した未来へ進むためには次元が違う考えと行動の変化が必要だ」とし、「事業構造革新」、「デジタル転換」、「持続可能な経営」を新しいパラダイムを導くための課題として提示した。
実際、コロナ危機の中でもハンファグループは市場の注目を浴び、ダイナミックな変化を推進している。 ハンファグループは早くから、太陽光をはじめ、環境にやさしい経営に基づいた持続可能な経営の先頭に立ってきた。 今年1月、ハンファグループの金融系列会社は炭素ゼロ時代に向けた「脱石炭金融」を宣言し、(株)ハンファ、ハンファソリューションなどは環境にやさしいエネルギー事業投資のためのESG債券発行に乗り出し、大ヒットした。
グローバル太陽光市場を主導しているハンファキューセルは今年2月、韓国の再生エネルギー企業の中で初めてRE100を宣言した。
水素エネルギー事業分野もバリューチェーン構築に拍車をかけており、炭素中立転換を先導している。 水電解技術を基盤にしたグリーン水素の供給から圧縮、運送、充電、発電および活用に至る水素バリューチェーンをすでにグループ内に取り揃えつつあり、水素混素技術力を備えたPSMとトマセンエネルギーを買収した。
また、ハンファ金融系列会社は、伝統的なROI中心の投資方式から脱し、MZ世代トレンドに合わせたデジタル革新など、新しい分野に投資することで、金融産業とシナジー効果を生み出す成長動力を作り出している。
金升淵会長は「コロナのような危機状況に対応するための核心要素は企業の柔軟性」とし「このためにはデジタル転換が必須」と強調した。
実際、ハンファの主要系列会社各社は、RPA(Robot Process Automation)を導入し、繰り返し業務を自動化し、業務共有やスマートワークシステムを構築し、業務環境からデジタル転換を積極的に推進している。 事業領域別には、デジタル基盤工程の改善と運営の最適化、非対面デジタルサービスの拡大など、経営の全領域でAI、ビッグデータを活用したデジタル革新を急いでいる。
金升淵会長は、社会的要求よりさらに高いレベルの「持続可能な企業」をグループの持続可能な経営の目標として提示した。 特に、「100年を永続する企業ハンファになるためには、我々の基準が持続可能な経営の標準になるようにしなければならない」とし、上半期に発足したグループや主要系列会社のESG委員会の積極的な役割を訴えた。
一方、ハンファグループは創立の意味を振り返り、企業の社会的責任を果たすため、10月の1ヵ月間、持続的な社会貢献活動を展開する予定だ。
板橋R&Dセンターの5社(ハンファエースペース、ハンファディフェンス、ハンファテックウィン、ハンファ精密機械、ハンファパワーシステム)は6日~7日の2日間、再利用可能な物品を寄贈するイベントを行った。 ハンファトータルは6日、役員や従業員、その家族らの「非対面ウォーキング大会歩き」の達成によって造成されたマッチンググラント基金1,000万ウォンを、砂漠化防止の森造成基金として寄付した。 ハンファシステムは9日から、社会的弱者を対象にした「1日1食弁当分かち合い活動」を進める。
ハンファグループは「事業報国」の創業理念と「ともに遠く」の社会貢献哲学により、創立69周年の意味をプラスする様々な活動を続けていく計画だ。