Juan Carlos Jobetチリエネルギー部長官は、2019年12月に開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)で、脱炭素化に向け、24年まで700MW発電容量の火力発電所の稼動を中止させ、これを新再生エネルギーに当てる政策を発表している。 また、2021年7月7日、Jobet長官はさらにMejillones地域とPuchuncavi地域にある合計1097MW規模4基の石炭火力発電所を2025年までにさらに閉鎖することを決定し、これは全体石炭発電容量の20%に当たる数値である。
今年5月にチリエネルギー省はグリーン水素エネルギープロジェクトのための共同資金調達を開始し、エネルギー省のJuan Carlos Jobet長官はグリーン水素エネルギー事業の主要地域に挙げられる南部MagallanesのCabo Negro地域を訪問するなど、グリーン水素活性化に多くの努力を傾けている。 該当地域は、グリーン水素エネルギー開発のためのインフラ施設が整っており、今後、グリーン水素エネルギープロジェクトの加速化に向けた主要地域として見込まれている。
Andrea Moragaチリグリーン水素エネルギー協会H2 Chile専務理事は「最近チリで浮上しているグリーン水素エネルギープロジェクトはチリのグリーン水素エネルギー開発において大きな朗報で、グリーン水素エネルギーは炭素中立目標達成及びエネルギーの転換において重要な役割を果たすことになる」とし「グリーン水素エネルギーの潜在力を高く評価するのにMagallanes地域はグリーン水素エネルギーを生産し輸出するための優秀な条件を持った地域と確信しており、グリーン水素エネルギーを生産し輸出するための優秀な条件を持った地域と確信している。